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ばなな
バカにしていた吉本ばななを好きになったのは、旦那のおとうさんのおかげだ。



大阪に帰省したら、おとうさんが買った「キッチン」が旦那の部屋に置いてあり、暇だったからぱらぱらとめくって読んでみたのだ。

うわ、なんかいいな、この人の文章。

日本の作家はみんなどろどろしていると勝手に思い込んでいたけど、そんなことないんだな。

私が好んで読むアメリカの女流作家と通じるものがあるな、吉本ばなな。なんだ、そうだったんだ。



「少女漫画のような」と形容されることが多かったから、それなら読むまでもないやーと思ってそれまでは敬遠していたのだ。

いや、そもそも日本の作家をそれまであまり読んでいなかったのだ、私。



今回帰省したら、吉本ばななの「High and dry (はつ恋)」が置いてあった。

このかわいい表紙とおとうさん‥あまりにギャップが大きすぎる‥。

残念ながら半分ぐらいしか読みきれなかったのだが、主人公が自分の母親に対して抱く想いが、私が自分の母に抱いた気持ちにそっくりで、どきっとした。



友達が主人公の夕子に「あなたの家は自由でいいなぁ。おかあさんもおとうさんも話がわかるから」というようなことを言うのだ。

言われた夕子は思う。「ああ、わかってないなぁ」と。



確かに自分の親は頭が柔らかいし話がわかる。傍から見れば自由な家族なのかもしれない。

でも私のお母さんは、あなたのお母さんのようにプロのお母さんじゃない。

私のお母さんは何かに気持ちを奪われたり本に夢中になっていたりすると空っぽになってしまう。そんな空っぽな状態のお母さんと一緒にいる私の気持ちがわかる?

あなたのお母さんはプロのお母さんで、お母さんであることをやめる瞬間なんか絶対にないでしょう?と。



私が自分の親に対して抱いた気持ちはまさにこれだった。

だから私はプロのお母さんに憧れたんだ。



でも私は結局プロのお母さんにはなれなかった。

ひばりとすみれも、空っぽのお母さんを私に見る瞬間があったかもしれない。そんな状態だったこと、今までも何回もあったもの。そしてこれから先もきっと何回もあるんだと思う。胸を張って言うようなことじゃないけど。



ひばりとすみれがもう少し大きくなったとき、この本を読んで、どんな感想を持つのか。

聞いてみたい気がする。
22:16りつこcomments(6)
ライオンハート
ライオンハート(恩田陸)



そうそう、この本前から読みたかったんだよね。BOOK OFFで見かけて迷わず手に取った。



読み始めてすぐ不思議な感覚に陥った。

あれ、私この話知ってる。え?なんで?前に似たような話を読んだことがあったっけ。



まさにこういう物語だからこそ、「私なんでこの話を知ってるんだろう」という感覚は心地よかったけれど、3分の1ほど読んで確信した。

なんだ私この本前に読んだことあったよ‥。





私はこういう話が大好きなんだ。

時を越え空間を越え、なんども出会う男女。ねじれた記憶、ねじれた空間。

スティーブエリクソンの「ルビコンビーチ」然り、プイグの「天使の恥部」然り。



エリクソンに比べるとこちらはかなりライトでわかりやすい。

前に読んだときは「かなり好き」と思ったみたいだけど、今回はちょこっとだけ物足りなさを感じてしまった。

久々にエリクソンを読んでみようかなー。
17:06りつこcomments(0)
恋愛中毒
「恋愛中毒」(山本文緒 )



久しぶりに眠れない夜、久しぶりに本を読んだ。

こんな夜にすんなり読めそうな本、ということで手にとったのがこれ。



ドラマにもなったし、だいたいどんな話かということは知っていた。

何年か前の私なら間違いなく「けっ」と思って読む気にはならなかったであろう小説。



人って変わるものなのだ。

絶対なんてないんだなと思う。



だから、自分と違う考え方、自分と違う状況にある人のことを、簡単に「私にはわからない」と切り捨てたり、非難するべきじゃない。

自分もそうなるかもしれない。そういう想像力を持って生きていきたいと思う。



女が本気で恋をしてバランスを崩してしまうと、簡単にこんなふうになってしまうものなのだ。

だからこそこの小説はたくさんの女性に読まれ共感されたのだろう、と思う。



わかるなぁと思う部分もたくさんあったけど、彼女がなぜこんな風に育ってしまったのか、という部分はちょっと??と思う部分も‥。



親ならこれぐらいのこと言うだろう?

これぐらいのことでそこまで親を恨む?

自分をそこまで否定する?

そう思ってしまう私は親として大雑把すぎるのだろうか。
22:02りつこcomments(0)
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