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合コンの想い出(4)
パンチパーマの彼は、どうしても女子大生との合コンに出たかった居酒屋店長37歳だった。
…わけじゃなく、れっきとした大学2年生だった。…2年生て?!

パンチくんだけじゃなく、彼らはみんな女の子慣れしてないようで、会話が弾まなかった…。
私たちとて初めての合コンで固まり気味で(しかもバルコ宮殿…)、何をどうしていいかわからない。なんだかとっても気まずい雰囲気…。
みんな、宮殿のお姉さんが作ってくれたまずーーい水割りを飲みながら、グラスを持つ手がぶたピース。…わかってる、わかってる…。自分も含め、みんながこの場に来たことを後悔していることは…。

あまりに盛り上がらないので、ユリちゃん友達の1年生の彼が「じゃ一人ずつ自己紹介しよう」と言い出した。
いやぁ…こういう時なにを言ったらいいんだべさ…。今ならそんなシチュエーションもがはははと笑い飛ばせるだろうけど、あの頃はとてもそんな境地には至れず…。でもさすがになんか言わなきゃと思って、「一人っ子です」なんて言ってみたりして。

そうしたら男どもがこの「一人っ子」に食いついた…!
「へーりっちゃんって一人っ子なんだ?!」
「一人っ子ってどうよ?」
「あれだろ?おやつとかおもちゃの取り合いなんかしたことないんだろ?」

…ほんとは一人っ子なだけじゃなくて一人親なんだけどね…それを言ったらますます場の雰囲気が凍りつきそうだから言えないけどね…。

話題に困ったパンチくんはその後も一人っ子一人っ子言いっぱなしだった。
私が何かするたびに、「もうーーー一人っ子だからわがままだなっ!」「さすが一人っ子だなっ!」。

…うるせーよ。なんでこんなパンチに一人っ子連呼されなきゃいけねーんだよ…。
内心メラメラな私。でも面と向かってそう言うこともできず、中途半端な笑みを浮かべて、「え〜?そんなことないですよ〜」なんて言ってみたりして…。
ああ、若さって…若さって…。

もし今の私があの時の合コンに出ていたら、パンチくんに向かって「一人っ子一人っ子うるせーよ!」って言えただろう。
もし今の私があの時の合コンに出ていたら、あのパンチくんも実はものすごくかわいい男の子だったってことがちゃんとわかっただろう。

でもあの時は、明らかに「いかさない」彼らが初めての合コン相手だったってことがいやで。
こんな場所でこんな風につまらないことを言われながら座っている自分がいやで。
こんな合コンにちょっとでも期待しちゃってた自分がいやで。
とにかく早く終わらないか、彼らと別れたらどうやってこの合コンを笑い話にしてやろうかそんな気持ちでいっぱいだった。
他の子たちも同じ気持ちだったみたいで、「そろそろ…」という時間になったらみんなとたんにうれしそうな笑顔になった。

「二次会に行こうよ」と言う彼らを振り切って(「私たち門限が9時なんです〜」)、女4人新宿のカフェでコーヒーを飲んだ。

「いやぁ…すごい体験したねえ」
「もうユリったら!」
「ごめんーーーほんとーーにごめん!!」

いかに彼らがイケてなかったか、いかに彼らがすごかったか、そんな話で盛り上がり、私たちはもっと仲良しになった。

でもそうやって盛り上がりながら、なんとなく後味が悪かった。
彼らの何が不満だったんだろう?
ルックス?女の子慣れしてないところ?話が弾まなかったところ?バルコ宮殿?
そもそも合コンに何を期待していたんだろう?

アレに懲りて、私たちはそれ以後合コンに出ることはなかった。

ああでも今思い出すととても懐かしいよ。
あの気まずい雰囲気。あの恥ずかしい感じ。あの感じ。
ああ、懐かしい。あの頃の自分が。
ああ、うらやましい。あの頃の自分が。
むかし話00:31りつこcomments(0)
合コンの想い出(2)
ユリちゃんから合コンの続報が入った。



「あのね。場所は新宿歌舞伎町にしたって」



か、歌舞伎町?

お嬢さんぶるわけじゃないけど、さすがの私も歌舞伎町にはちょこっと抵抗があった。

おやじと名乗る今でも、歌舞伎町は好んで行きたいエリアではない。いわんや、女子大生をや…である。



しかもなんと店の名前が、「バルコ宮殿」。



歌舞伎町のバルコ宮殿って?いったいどんな宮殿なんだい?

私たちは大いに盛り上がった。

「ええええ?それはいったいどんな店なのーー?」

「ま、まさか…Hな店だったりはしないよね?」

「だって合コンだよ?合コンをHな店でやったりはしないでしょ?」

「いやだけどさ。あやしいよね、どう考えても、その店は…」



それまではお互いにわりとまだ距離がある感じの付き合い方だったんだけど、「バルコ宮殿」で一気に距離が縮んだ感じだ。



こ、これはもしかしてすごい合コンになるかも…。

私たちはそんな予感に包まれた。
むかし話22:34りつこcomments(2)
合コンの想い出(1)
大学の入学式で、私の隣に輝くような美しい女の子が座った。

うわーきれいな子。しかもとっても大人っぽい。もしかして年上かなぁ。そんな風に思いながらちらちらと横目で見ていたら、「(先生の話)長いねー」と気さくに笑いかけてきてくれた。それがユリちゃんだった。

花のようなユリちゃんに吸い寄せられるように周りの子たちも話してきて、そのまま友達になった。



うちの大学はどちらかというと「お嬢様学校」というイメージがあったので(時々は私のような非お嬢様も混じっていたが)、入ったら合コンとかもあるんだろうな〜合コン行ったら結構もてちゃったりして?そんな期待があった。

なにせ非モテ爆発だった中学、高校時代。大学入ったら彼氏できるといいなぁという期待も大きかったのだ。



大学に通い始めて1ヶ月もたたないうちに、ユリちゃんが「ねえ、合コン行かない?」と誘ってきた。

「私の高校の時の友達が大学で寮に入ってるんだけど、1年生〜4年生で1部屋なんだって。それで先輩たちが合コンやりたいやりたいってうるさいらしいのよ」



うひょ〜。初めての合コンだ〜。しかもユリちゃんの誘い!

4対4ってなんか少ないのね…。私、合コンってもっと大人数でやるもんだと思ってたんだけど…。それで「イッキイッキ」言われてビールをイッキするものだと思ってたんだけど。(←部活のコンパのイメージ←そんな中でどうして恋が生まれる?)



でもユリちゃんの友達だからかっこいいんでしょうね。華やかなんでしょうね。うひょ〜。どうしよう〜。私なんかが行ってもいいのかしら。ユリちゃんレベルが集まるって友達は思ってるんじゃないかしら。



私のほかに誘われた子たちも「う〜ん。いいよ別に予定もないし」なんて言って、その場はたいしてうれしくなさそうに返事をしていたけれど、後々もっと仲良くなってから聞いたら、ほかならぬユリちゃん主催の合コンに誘われて、実は彼女たちもとてもうれしかったらしい。期待に胸を膨らませていたらしい。
むかし話10:10りつこcomments(0)
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